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緊張の説教論(2)「序」

神学校の卒業論文(2002年)。十年以上経過していますが、加筆修正はせずに原文のまま掲載します。

序.
 神学校三年間の思い出深い授業の一つに説教演習がある。同じ主題や聖書箇所からの説教なのにかくもこれほどと思われるほど各人の個性が現れる。説教の奥深さに感慨深いものを感じた。その場で筆者はよく「間ガナイ」「聞イテテ疲レル」という評価を受けた。批評は謙虚に受け止めざるを得ないが、しかし釈然としないものを常に感じていたことも事実である。(落語を聞いているわけではないのに「間」とはどういうことだ。ましてや神の言葉が他ならぬ自分に対して語られているのだから疲れないはずはなかろう)こんな反論を、カインのごとく顔を伏せながら心の中でつぶやいていたものである。続きを読む
posted by 近 at 09:08 | Comment(0) | 説教論