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2015.3.29「暗闇はらわれし時」

 数年前から、「ハロウィン」を銘打ったお菓子が登場するようになりました。たとえば、こんなの。
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ハロウィンは直接キリスト教とは関係ないので、むしろイースターのほうを出してよ、亀田製菓さん。
と思っていたら、廉価版スイーツの老舗、モンテールさんより、期間限定でこんな商品が。
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ちなみに写真のミルクカスタードプリンは「なめらか」、同時発売のカラメルカスタードプリンは「かため」だそうです。
それにしても、クリスマス、ハロウィンに続いてイースターがお菓子業界で市民権を得てきたのは喜ばしいこと。
もうすぐパッケージに「レント(四旬節)」が出てくる日も近いかもしれません。モンテールさん、よろしくお願いします。
聖書そのまま「受難」でもいいです。食べるのが怖いような気もしますが。週報はこちらです。

聖書箇所 マタイの福音書27:45-56
 45 さて、十二時から、全地が暗くなって、三時まで続いた。
46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
47 すると、それを聞いて、そこに立っていた人々のうち、ある人たちは、「この人はエリヤを呼んでいる」と言った。
48 また、彼らのひとりがすぐ走って行って、海綿を取り、それに酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。
49 ほかの者たちは、「私たちはエリヤが助けに来るかどうか見ることとしよう」と言った。
50 そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。
51 すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。
52 また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちのからだが生き返った。
53 そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都に入って多くの人に現れた。
54 百人隊長および彼といっしょにイエスの見張りをしていた人々は、地震やいろいろの出来事を見て、非常な恐れを感じ、「この方はまことに神の子であった」と言った。
55 そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。
56 その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。

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posted by 近 at 19:25 | Comment(0) | 2015年のメッセージ

2015.3.22「あなたもいっしょにいましたね」

 今日は、同じ同盟教団・新潟山形宣教区に所属する山の下福音教会との講壇交換でした。
じつは山の下は私の出身教会であり、教会に導かれた当時、今日の説教者である長谷部愛実牧師のお父様が牧会をされていました。
そんなこともあって、今でも親しい関係にある教会です。私も懐かしい方々との交わりをいただいて、帰って来ました。
週報はこちらです。

聖書箇所 マタイの福音書26:69-75
 69 ペテロが外の中庭にすわっていると、女中のひとりが来て言った。「あなたも、ガリラヤ人イエスといっしょにいましたね。」
70 しかし、ペテロはみなの前でそれを打ち消して、「何を言っているのか、私にはわからない」と言った。
71 そして、ペテロが入口まで出て行くと、ほかの女中が、彼を見て、そこにいる人々に言った。「この人はナザレ人イエスといっしょでした。」
72 それで、ペテロは、またもそれを打ち消し、誓って、「そんな人は知らない」と言った。
73 しばらくすると、そのあたりに立っている人々がペテロに近寄って来て、「確かに、あなたもあの仲間だ。ことばのなまりではっきりわかる」と言った。
74 すると彼は、「そんな人は知らない」と言って、のろいをかけて誓い始めた。するとすぐに、鶏が鳴いた。
75 そこでペテロは、「鶏が鳴く前に三度、あなたは、わたしを知らないと言います」とイエスの言われたあのことばを思い出した。そうして、彼は出て行って、激しく泣いた。

posted by 近 at 18:00 | Comment(0) | 2015年のメッセージ

2015.3.15「追放よりも解放を」

 私たちの教会では、毎月第3日曜日に、あるキリスト教系の老人福祉施設に慰問に行っています。
ただの慰問じゃありませんよ。牧師のメッセージをプロジェクターでホワイトボードに映して、お年寄りの心をグッとつかみます。
もっとも本当にグッとつかんでいるのは、その後のプレゼント争奪じゃんけん大会のほうですが。
今日は「瀧 廉太郎はクリスチャンで、外国の賛美歌には『荒城の月』のメロディーが使われているものもある」という話をしました。
ところが肝心の、その動画がプロジェクターに映らない。何とか言い訳して事なきを得ましたが、せっかく準備したので、リンクを貼っておきます。
ベルギーのシュヴトーニュ修道院で1986年から歌われている「ケルビム賛歌」です。週報はこちらです。



聖書箇所 ルカの福音書4:31-44
 31 それからイエスは、ガリラヤの町カペナウムに下られた。そして、安息日ごとに、人々を教えられた。32 人々は、その教えに驚いた。そのことばに権威があったからである。33 また、会堂に、汚れた悪霊につかれた人がいて、大声でわめいた。34 「ああ、ナザレ人のイエス。いったい私たちに何をしようというのです。あなたは私たちを滅ぼしに来たのでしょう。私はあなたがどなたか知っています。神の聖者です。」35 イエスは彼をしかって、「黙れ。その人から出て行け」と言われた。するとその悪霊は人々の真ん中で、その人を投げ倒して出て行ったが、その人は別に何の害も受けなかった。36 人々はみな驚いて、互いに話し合った。「今のおことばはどうだ。権威と力とでお命じになったので、汚れた霊でも出て行ったのだ。」37 こうしてイエスのうわさは、回りの地方の至る所に広まった。
 38 イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家に入られた。すると、シモンのしゅうとめが、ひどい熱で苦しんでいた。人々は彼女のためにイエスにお願いした。39 イエスがその枕もとに来て、熱をしかりつけられると、熱がひき、彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。
 40 日が暮れると、いろいろな病気で弱っている者をかかえた人たちがみな、その病人をみもとに連れて来た。イエスは、ひとりひとりに手を置いて、いやされた。41 また、悪霊どもも、「あなたこそ神の子です」と大声で叫びながら、多くの人から出て行った。イエスは、悪霊どもをしかって、ものを言うのをお許しにならなかった。彼らはイエスがキリストであることを知っていたからである。
 42 朝になって、イエスは寂しい所に出て行かれた。群衆は、イエスを捜し回って、みもとに来ると、イエスが自分たちから離れて行かないよう引き止めておこうとした。43 しかしイエスは、彼らにこう言われた。「ほかの町々にも、どうしても神の国の福音を宣べ伝えなければなりません。わたしは、そのために遣わされたのですから。」
 44 そしてユダヤの諸会堂で、福音を告げ知らせておられた。

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posted by 近 at 18:00 | Comment(0) | 2015年のメッセージ

2015.3.8「みことばは誰がために」

 3.11が忘れられない日付になってから四度目になります。
教団から「東日本大震災から四年を迎えての私たちの祈り」が送付され、今日の礼拝の中で交唱しました。
ある被災者が「一番つらいのは忘れられていくこと」と言っていたことを思い出します。
言葉が浮かびませんが、ただ主の慰めと励ましがありますように。週報はこちらです。

聖書箇所 ルカの福音書4:14-30
 14 イエスは御霊の力を帯びてガリラヤに帰られた。すると、その評判が回り一帯に、くまなく広まった。
15 イエスは、彼らの会堂で教え、みなの人にあがめられた。
 16 それから、イエスはご自分の育ったナザレに行き、いつものとおり安息日に会堂に入り、朗読しようとして立たれた。
17 すると、預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を見つけられた。
18 「わたしの上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油をそそがれたのだから。
 主はわたしを遣わされた。捕らわれ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、
19 主の恵みの年を告げ知らせるために。」
20 イエスは書を巻き、係りの者に渡してすわられた。会堂にいるみなの目がイエスに注がれた。
21 イエスは人々にこう言って話し始められた。「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」
22 みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みのことばに驚いた。そしてまた、「この人は、ヨセフの子ではないか」と彼らは言った。
23 イエスは言われた。「きっとあなたがたは、『医者よ。自分を直せ』というたとえを引いて、カペナウムで行われたと聞いていることを、あなたの郷里のここでもしてくれ、と言うでしょう。」
24 また、こう言われた。「まことに、あなたがたに告げます。預言者はだれでも、自分の郷里では歓迎されません。
25 わたしが言うのは真実のことです。エリヤの時代に、三年六か月の間天が閉じて、全国に大ききんが起こったとき、イスラエルにもやもめは多くいたが、
26 エリヤはだれのところにも遣わされず、シドンのサレプタにいたやもめ女にだけ遣わされたのです。
27 また、預言者エリシャのときに、イスラエルには、ツァラアトに冒された人がたくさんいたが、そのうちのだれもきよめられないで、シリヤ人ナアマンだけがきよめられました。」
28 これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、
29 立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘のがけのふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。
30 しかしイエスは、彼らの真ん中を通り抜けて、行ってしまわれた。

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posted by 近 at 17:22 | Comment(0) | 2015年のメッセージ

2015.3.1「あなたは神のキリストです」

 昨年の秋頃から、地元のミッション系高校の生徒であるA君がずっと礼拝に出席してくださっていました。
県外のミッション系大学に進学するにあたり、キリスト教について学びたいということでしたが、合格も決まり、いよいよ新生活が始まります。
半年にわたって私たちの教会を励ましてくれたA君との別れを惜しみつつ、今日は彼の歓送会。
ややアクの強い(?)教会なので、キリスト教についてちゃんと学べたかどうか・・・・
A君、向こうのオーソドックスな教会で、さらにしっかりと学んでくださいね。週報はこちらです。

聖書箇所 ルカの福音書9:18-27
 18 さて、イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちがいっしょにいた。イエスは彼らに尋ねて言われた。「群衆はわたしのことをだれだと言っていますか。」
19 彼らは、答えて言った。「バプテスマのヨハネだと言っています。ある者はエリヤだと言い、またほかの人々は、昔の預言者のひとりが生き返ったのだとも言っています。」
20 イエスは、彼らに言われた。「では、あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」ペテロが答えて言った。「神のキリストです。」
21 するとイエスは、このことをだれにも話さないようにと、彼らを戒めて命じられた。
22 そして言われた。「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」
23 イエスは、みなの者に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。
24 自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。
25 人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう。
26 もしだれでも、わたしとわたしのことばとを恥と思うなら、人の子も、自分と父と聖なる御使いとの栄光を帯びて来るときには、そのような人のことを恥とします。
27 しかし、わたしは真実をあなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、神の国を見るまでは、決して死を味わわない者たちがいます。」

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posted by 近 at 17:41 | Comment(0) | 2015年のメッセージ