今日の説教(録画)の中で、『ドラえもん』の「どくさいスイッチ」(初出:『小学四年生』1977年6月号)に触れています。
それは、対象を念じながら押すと、存在そのものがこの世から消えてしまう、おそろしいスイッチ。
いじめっ子のジャイアンを消してしまった世界は、次はスネ夫がジャイアンに代わっていじめっ子になっている世界でした。
のび太の境遇は何も変わらず、むしろ感情を爆発させたはずみで、彼は世界中の人間を消してしまいます。
最後は、途方に暮れるのび太に「気に入らないからってつぎつぎに消していけば、きりのないことになるんだよ」というドラえもんの声。
そしてすべて元に戻すというハッピーエンド?で終わります。(ネタバレ失礼しました)
この話が子供心にも鮮烈に刻みつけられたのは、自分を傷つける存在を疎ましく思い、それが無くなれば良いという思いが、自分の心の中にもあることを認めずにはいられなかったからかもしれません。
週報はこちらです。
聖書箇所 ルカ15:1-10
1 さて、取税人、罪人たちがみな、イエスの話を聞こうとして、みもとに近寄って来た。
2 すると、パリサイ人、律法学者たちは、つぶやいてこう言った。「この人は、罪人たちを受け入れて、食事までいっしょにする。」
3 そこでイエスは、彼らにこのようなたとえを話された。
4 「あなたがたのうちに羊を百匹持っている人がいて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野原に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。
5 見つけたら、大喜びでその羊をかついで、
6 帰って来て、友だちや近所の人たちを呼び集め、『いなくなった羊を見つけましたから、いっしょに喜んでください』と言うでしょう。
7 あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです。
8 また、女の人が銀貨を十枚持っていて、もしその一枚をなくしたら、あかりをつけ、家を掃いて、見つけるまで念入りに捜さないでしょうか。
9 見つけたら、友だちや近所の女たちを呼び集めて、『なくした銀貨を見つけましたから、いっしょに喜んでください』と言うでしょう。
10 あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです。」
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