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2016.5.1「人生を取り戻した日」

こんにちは。豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
週報はこちらです。

聖書箇所 『ルカの福音書』19章1-10節 

序.
 「トラトラトラ、われ奇襲に成功せり」。歴史に興味のある方は、この暗号電文をご存じかと思います。
1941年12月8日、日本軍がハワイの真珠湾を先制攻撃したときに、その攻撃隊の隊長であった、淵田美津雄大佐が送った暗号です。
日本人にとっても、世界史においても、忘れようとも決して忘れることのできない悲惨な戦争がここから始まりました。
敗戦後、彼は人生の意味を失い、何度も自問しました。何のために戦ったのか。何のための人生だったのか。
しかし、ある一冊の本との出会いが、彼の人生を変えました。その本のタイトルは、「私は日本の捕虜だった」。
作戦に失敗して日本軍の捕虜となりながらも、終戦後日本人に福音を伝えるために宣教師になった、元アメリカ軍人が書いたものでした。
そこに書かれていたイエス・キリストを知ったとき、過去に縛られていた彼の心は、解放されました。
そして淵田大佐もまた、その宣教師と同じように、伝道者の道を選びました。
彼は終戦後、罪悪感から自分が真珠湾攻撃隊の隊長であったことを隠していたそうです。
しかしキリストの御名があがめられるために、そしてあの宣教師への敬意も込めて、こんなタイトルの本を書きました。
「私は真珠湾攻撃の隊長だった」。その本を片手に、彼は日本全国を回り、なんとアメリカまでも伝道旅行に行きました。
「ジャップ、リメンバー・パールハーバー」、たくさんのアメリカ人にそんな罵声を投げつけられても、キリストを語り続けました。
そして亡くなるまでのあいだ、キリストのしもべとして歩み続けました。
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posted by 近 at 19:24 | Comment(0) | 2016年のメッセージ