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2018.8.26「短所が長所」(士師3:12-30)

 こんにちは。豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
一時期(2016年)、CSメッセージと同じ聖書箇所から礼拝説教を語る試みを続けていたことがありました。
その時にも書きましたが、手抜きではなく、牧会的配慮です。
大人と子供が同じ聖書箇所から分かち合えるように、また暗唱聖句も共有して取り組みたいと考えたのです。
諸般の事情で中断していたなか、この夏から再開しようかなとか考えていたのですが、そこで私は気づいてしまったのです。
「成長」のカリキュラムが、ほぼ二年前の使い回しになっているということに。
8月のカリキュラムは「モーセの誕生」「燃える柴」「エジプトに下った災い」「エジプト脱出」「紅海渡渉」etc.
そういえば2年前にもそこから紙芝居を作った記憶がありますし、また礼拝説教もそこから語っています。
 たしか「成長」編集部では3年サイクルでカリキュラムを構成しているとどこかで書いていたはずですが、
2年しか経っていないのに同じ箇所というのは、どうなのでしょう。
良く言えば「地球環境に優しい教案誌」、悪く言えば、リサイクルかよ!といったところでしょうか。
アドベント、イースター、ペンテコステならいざ知らず、子どもたちにバランスのとれたカリキュラムをお願いしたいところです。
それならおめさん自分で考えなせや(新潟弁)と編集長に言われたらそこまでですが。週報はこちらです。

聖書箇所 『士師記』3章12-30節 


序.
 今から45年前・・・・というとものすごく大昔のように思えますが、「わたしの彼は左きき」という曲がヒットしました。
一番の歌詞でのサビは、「いつでも彼は左きき/あなたに合わせてみたいけど/私は右ききすれちがい」。
2番のサビは「いつでも彼は左きき/あなたの真似してみるけれど/私の右きき直せない」。
この歌を提供された麻丘めぐみさんは、左ききを気にしている人も少なくない中で、こんな歌を歌って良いんだろうか、と思ったそうです。
しかしこの曲がヒットしたことによって、左ききのイメージが上がり、左きき用の商品が多数開発されるきっかけになりました。
 しかしエフデが生きていた約三千年前のイスラエルにおいては、左ききの人は大変な差別の中にありました。
聖書では「右」が神の「力」「勝利」を象徴しているのですが、当時の人々はそれを間違って受け止めてしまい、
神から祝福されずに生まれてきた者として、左ききの人を差別したのです。
エフデはエグロンを倒した後、自分の同胞であるベニヤミン族ではなくエフライム部族の山地に入って戦いの角笛を吹き鳴らしています。
もしかしたらそれは、彼が同じ部族の中で差別と孤独を味わいながら生きてきたことを表しているのかもしれません。

1.
 人々は左ききのエフデをとうてい人々を救うことのできるリーダーとは見ていなかったでしょう。
むしろ彼はモアブ人に差別され虐げられているイスラエルの中で、さらに差別されていた人間だったに違いありません。
だからこそモアブ人の王エグロンは、イスラエル人のあいだでさえ疎まれているエグロンに警戒を持たず、自分のそばにまで近づけました。
エフデ自身は、左ききに生まれた自分をどのように見ていたのでしょうか。
そのような差別される条件の下に生まれてきたことをどう考えていたのでしょうか。
 しかし次のことを、今日心に刻みつけてください。人の目には短所と見えるものは、神が長所として与えてくださったものです。
宝物はたいがい人に知られないところに隠されるものです。
わかりやすい長所が宝物ではなく、こんなものいらないと思う短所こそ宝物であることがしばしば起こります。
他人の評価に巻き込まれて、私たち自身が欠点とみてしまうようなもの、それを神は、あなただけに与えた祝福の賜物なのだよと言われます。
エフデが人々の尊敬を集めるような者ではなかったからこそ、エグロンは彼を小物と判断し、自分の近くに呼び寄せました。
エフデが左ききであったゆえに、右利きの者が剣を忍ばせる左側の懐だけに注目していたエグロンは、彼が隠していた剣に気づきませんでした。
人がもっぱら悪い方へと受け止める、エフデのもつあらゆる特徴が用いられて、エフデは、蛇のように注意深いエグロンを倒すことができました。
左ききであることでおそらく虐げられ、卑しめられていたこのエフデは、モアブ人からイスラエル人を解放する英雄となりました。
私は口下手ですと神に言い続けてしまいには怒られたモーセも、エジプトからイスラエル人を解放するリーダーになりました。
使徒パウロも、何か持病を抱えていたようです。しかし彼はそれを通して、弱さの中に働かれるイエス・キリストを喜んで宣べ伝えました。

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posted by 近 at 17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2018年のメッセージ