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2018.12.23「とびっきりのよい知らせ」(ルカ2:1-20)

 こんにちは。豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
今回の説教の中で、原稿にはなかった、童謡「おおブレネリ」をアドリブで紹介しています。(05:00頃)
おおブレネリ あなたの仕事は何」「わたしの仕事は羊飼いよ おおかみ出るのでこわいのよ
得意げに「これがまさに古今東西、羊飼いのイメージです」みたいなことを言っていますが、
あとで調べたら、この歌詞は原曲にはなく、訳詞者(元大阪YMCA主事・松田稔氏)の創作らしいです。
とはいえ、YMCAといえばキリスト教に関係も深く、松田氏も聖書の羊飼いのイメージを織り込んだのかもしれません。
それにしても「わたしのおうちはスイッツランド(=スイス)よ」という台詞には「範囲広すぎだろ!」とクラスのみんなでツッコんだものです。
「わたしのお国は」ならわかりますが。自宅を特定されたくなかったのでしょうか。とりあえずスケールのでかさは幼心にも伝わりました。
週報はこちらです。

聖書箇所 『ルカの福音書』2章1-20節 


1.
 マイナビという、就職情報を提供している会社が、新社会人300人を対象にこんなアンケートをとりました。
「会社から内定の通知をもらったときに、その喜びを一番最初にだれに伝えましたか?」
あえて下の方から紹介すると、3位が友だち、全体の10%。2位が恋人、11.4%。
1位は、おわかりですね。そう、親です。300人中200人の、65.5%。意外性も何もない、回答でした。

 子どもは、人生の中でそう何度もないであろう、とっておきの嬉しいことを、まず親に伝えたいと願います。
そして神さまは、気の遠くなるような時のあいだ、ずっと伝えたかったとっておきの良い知らせ、救い主があなたがたのために生まれた、
これを親ならぬ、羊飼いたちに真っ先に伝えました。
羊飼いは、当時のユダヤでもっとも貧しく、見下されていた者たちでした。彼らは羊の所有者ではなく、羊を預けられていた人たちです。
じつは彼らのいのちは羊よりも軽いものでした。もし羊が狼に襲われそうになったら、自分の身を差し出してでも守れ。
当時の慣習では、預けられた羊を狼に食べられたしまった羊飼いは、羊の耳たぶを取り返すことで、罰から免れたと言います。
そのとき、ベツレヘムの町は、住民登録のためにやってきた人々でごった返していました。
しかし神は、その普通の人々にではなく、この軽んじられていた羊飼いたちに「すばらしい喜び」を最初に伝えました。
なぜでしょうか。御使い自身がこう言っています。「この民全体のためのすばらしい知らせ」と。羊飼いこそ、「この民全体」の代表者でした。

 私たちは、この羊飼いたちこそが「民全体の代表」として、神様に見られていたのだということをまずおぼえたいと思います。
羊飼いたちは、決してこぎれいな人々ではありません。生活に余裕のある人々ではありません。
むしろ人々がなんとなく避けたいと思うような人たち。羊一匹のためにいのちを張らなければ自分が食べていけない人たち。
でも、それが神の目には民全体を表している人たちです。彼ら羊飼いの姿、それがあらゆる人間の共通の姿として、神の目には映っています。



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posted by 近 at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2018年のメッセージ