こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
あと3日で2019年も終わりです。今年も年賀状は出さずじまいでした。
そしてクリスマスカードも出すのを忘れていました。送ってくださった教会や個人の方に感謝です。
長野県のKさんから、受洗の報告をいただきました。ご無沙汰しております。これからの信仰生活が祝福されますように。
2020年はどんな年になるのでしょうか。
今年辛いことばかりだった方々にとって、振り返って感謝に変わる年になりますようにと祈ります。
週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』2章1-12節、『ピリピ人への手紙』2章6-8節
続きを読む
最近の記事
(02/02)2025.2.2主日第二礼拝のプレミア公開
(01/31)2025.1.26「一つになってともに生きる」(詩133-134)
(01/24)2025.1.19「綱は断ち切られた」(詩129:1-8)
(01/17)2025.1.12「祝福の秘訣」(詩128:1-6)
(01/10)2025.1.5「終わりの時代は恵みの時代」(ルカ21:1-19)
(01/31)2025.1.26「一つになってともに生きる」(詩133-134)
(01/24)2025.1.19「綱は断ち切られた」(詩129:1-8)
(01/17)2025.1.12「祝福の秘訣」(詩128:1-6)
(01/10)2025.1.5「終わりの時代は恵みの時代」(ルカ21:1-19)
2019.12.15「召し出され、分かち合う」(ルカ1:26-56)
こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
自宅でひきこもり状態だった長男を殺したとして殺人罪に問われていた元農水次官に、懲役6年の実刑がつきました。
元農水次官の年齢は76歳。私の父と同じ、昭和18年に生まれになるのではないかと思います。
殺された長男の年齢は私より四つ下(妻と同じ年齢)ですが、以前彼が母親に暴力を振るうほど激昂したのが、
エルガイムのフィギュアを勝手に捨てられたことだと、事件当時に報道されていました。
エルガイム、おぼえています。サンライズ系アニメの中ではマニアックな部類に入っていました。
彼の父親が無実だと言うつもりはありません。せめて執行猶予はつけてあげるべきではないかと思いますが。
しかし「外部に相談しなかった」ということが量刑のポイントだとしたら、この判決は未経験者のひとりよがりでしょう。
経験から言うと、思春期からのひきこもりが25年間も続き、暴力を振るっている状態に対して、
有効に対応できる相談機関はほとんどありません。相談してもどうすることもできないというのが現実です。
警察を何度も呼べません。福祉事務所や地域包括センターも無力です。それは根拠法令が整備されていないからです。
現在の法律は、配偶者の暴力、そして未成年の家庭内暴力に対しては比較的手厚く対応してくれます。
しかしすでに成人になっているのに家庭内暴力を起こしている人に対しては、事件が起きるまではいたちごっこなのです。
家庭内暴力の特徴は、外部の人間がいる場では普通に過ごしているということです。だから中途半端な援助者が入っても改善しません。
同じような悩みを抱えている人が集まる自助グループは、地方都市では困難が伴います。
東京ならいざ知らず、地縁血縁の強い地域では、家庭の恥をさらしては生きていけないのです。
もちろんその受け皿として、私たち宗教関係者も関わるべきだと思っています。
本当に「外部に相談しなかった」のでしょうか。
それとも「相談しようにもどこに相談して良いかわからなかった」のか。
あるいは「相談したけれども、結局は自分たちで何とかするしかなかった」のではなかったのか。
今回の事件を通して、一刻も早く、家庭内暴力を伴う成人の引きこもりに対する法整備が進みますように。
今も苦しんでいる人々がいるのですから。
週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』1章26-56節
続きを読む
自宅でひきこもり状態だった長男を殺したとして殺人罪に問われていた元農水次官に、懲役6年の実刑がつきました。
元農水次官の年齢は76歳。私の父と同じ、昭和18年に生まれになるのではないかと思います。
殺された長男の年齢は私より四つ下(妻と同じ年齢)ですが、以前彼が母親に暴力を振るうほど激昂したのが、
エルガイムのフィギュアを勝手に捨てられたことだと、事件当時に報道されていました。
エルガイム、おぼえています。サンライズ系アニメの中ではマニアックな部類に入っていました。
彼の父親が無実だと言うつもりはありません。せめて執行猶予はつけてあげるべきではないかと思いますが。
しかし「外部に相談しなかった」ということが量刑のポイントだとしたら、この判決は未経験者のひとりよがりでしょう。
経験から言うと、思春期からのひきこもりが25年間も続き、暴力を振るっている状態に対して、
有効に対応できる相談機関はほとんどありません。相談してもどうすることもできないというのが現実です。
警察を何度も呼べません。福祉事務所や地域包括センターも無力です。それは根拠法令が整備されていないからです。
現在の法律は、配偶者の暴力、そして未成年の家庭内暴力に対しては比較的手厚く対応してくれます。
しかしすでに成人になっているのに家庭内暴力を起こしている人に対しては、事件が起きるまではいたちごっこなのです。
家庭内暴力の特徴は、外部の人間がいる場では普通に過ごしているということです。だから中途半端な援助者が入っても改善しません。
同じような悩みを抱えている人が集まる自助グループは、地方都市では困難が伴います。
東京ならいざ知らず、地縁血縁の強い地域では、家庭の恥をさらしては生きていけないのです。
もちろんその受け皿として、私たち宗教関係者も関わるべきだと思っています。
本当に「外部に相談しなかった」のでしょうか。
それとも「相談しようにもどこに相談して良いかわからなかった」のか。
あるいは「相談したけれども、結局は自分たちで何とかするしかなかった」のではなかったのか。
今回の事件を通して、一刻も早く、家庭内暴力を伴う成人の引きこもりに対する法整備が進みますように。
今も苦しんでいる人々がいるのですから。
裁判員を務めた20代の女性会社員は「正直、すべてが明らかになったとは思わない」としつつ、「家族の問題は小さなことも含めて誰しも経験する」と述べ、今回のケースがひとごとではないと指摘。裁判を終えて「何かあったら家族に頼れる関係を大事にしながら過ごしたい」と語った。
30代の女性会社員は、被告や妻の話に「同情したり共感したりしたことは少なからずあり、どこまで感情を入れていいか悩んだ」と振り返った。その上で「外部に相談しなかった」という事件の特徴を念頭に「世の中には同じような問題を抱えた家族がたくさんいる。家族内にとどめず、気軽に相談できる社会になってほしいし、なるべきだと思う」と投げかけた。
別の裁判員は「被害者が亡くなっていて、被害者の意見がなかった」と判断の難しさに言及。「家庭も仕事もすべてうまくいくわけではない。息子に対して、もう少し、高いものを求めないことはできなかったか」と漏らした。
週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』1章26-56節
続きを読む
2019.12.8「その名はヨハネ」(ルカ1:57-80)
こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
ちょうど一週間前の土曜日のことですが、当教会にて「子どもクリスマス会」を開催いたしました。
その二日前には、ものすごい悪天候でしたが、求道者も駆り出して、二つの小学校の校門前でチラシを配りました。
子どもたちに同情されながら、風に吹き飛ばされないように頑張った。ええ、頑張りましたとも。
600枚くらいは配れたでしょうか。さあ、当日どれくらい来てくれるかな。やり遂げた感を胸に、土曜日を待ちます。
そしたらなんと、ぜ、ゼロ!あんなに喜んで(当社比)受け取ってくれたのに?
もう一度言います。ぜ、ゼロ。あわわ。会社だったら始末書ものです。まあうちは個人商店みたいな規模ですが。
クリスマス会そのものは、教会にもともと来ている子どもたちと大人たちで20人くらいは集まり、楽しく過ごしましたが、ちょっと残念。
こういうのって、一度常連になってくだされば後は口コミで定着していくのでしょうが、まだまだこれからです。
気を取り直して、次はオトナ向けのクリスマス集会です。もちろん子どももOKよ。託児所もあります。地元の人は来てね。


週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』1章57-80節
録画に失敗しました。次回をお楽しみに。説教原稿を読みたい方は、「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む
ちょうど一週間前の土曜日のことですが、当教会にて「子どもクリスマス会」を開催いたしました。
その二日前には、ものすごい悪天候でしたが、求道者も駆り出して、二つの小学校の校門前でチラシを配りました。
子どもたちに同情されながら、風に吹き飛ばされないように頑張った。ええ、頑張りましたとも。
600枚くらいは配れたでしょうか。さあ、当日どれくらい来てくれるかな。やり遂げた感を胸に、土曜日を待ちます。
そしたらなんと、ぜ、ゼロ!あんなに喜んで(当社比)受け取ってくれたのに?
もう一度言います。ぜ、ゼロ。あわわ。会社だったら始末書ものです。まあうちは個人商店みたいな規模ですが。
クリスマス会そのものは、教会にもともと来ている子どもたちと大人たちで20人くらいは集まり、楽しく過ごしましたが、ちょっと残念。
こういうのって、一度常連になってくだされば後は口コミで定着していくのでしょうが、まだまだこれからです。
気を取り直して、次はオトナ向けのクリスマス集会です。もちろん子どももOKよ。託児所もあります。地元の人は来てね。


週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』1章57-80節
録画に失敗しました。次回をお楽しみに。説教原稿を読みたい方は、「続きを読む」をクリックしてください。
続きを読む
2019.12.1「三つの喜び」(ルカ10:17-24)
こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
毎年恒例、クリスマス子ども会の案内です。いつものようにラクスルさんで作りましたのでスカシが入っています。


今のところ、半年に一回しか、地元の小学生向けの集会をしていないのですが、何とか増やしていきたいところ。
また中学生に対するアプローチはまったくできていないので、それも課題です。
牧師夫妻はじめ、教会員の中に地元の小中学生の子どもを持つ親御さんがいないので、いつも手探りです。
いろいろやっているのですが、なかなか地元の人が定着しません。バザーだけは別ですが。
まあ泣き言を言っていても仕方がないので、とりあえず小学校前のチラシ配りをみんなで頑張ります。雪降らないといいな。
週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』10章17-24節
続きを読む
毎年恒例、クリスマス子ども会の案内です。いつものようにラクスルさんで作りましたのでスカシが入っています。


今のところ、半年に一回しか、地元の小学生向けの集会をしていないのですが、何とか増やしていきたいところ。
また中学生に対するアプローチはまったくできていないので、それも課題です。
牧師夫妻はじめ、教会員の中に地元の小中学生の子どもを持つ親御さんがいないので、いつも手探りです。
いろいろやっているのですが、なかなか地元の人が定着しません。バザーだけは別ですが。
まあ泣き言を言っていても仕方がないので、とりあえず小学校前のチラシ配りをみんなで頑張ります。雪降らないといいな。
週報はこちらです。
聖書箇所 『ルカの福音書』10章17-24節
続きを読む