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2020.4.19「信仰ゆえの疑い」(ヨハネ20:24-29)

 こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
外出自粛やテレワークの中で経済的、精神的に疲れをおぼえておられる方々に、神様からの慰めがありますようにと祈ります。

 先日の臨時役員会での議を経て、5/10(日)まで礼拝を除くすべての集会の自粛(中止)を決定しました。
礼拝に関しても、第一礼拝(8:00)と夕拝(19:30)をやめ、午前10:30〜12:00までのオンライン礼拝に完全移行となります。
とはいえ、約30名の教会員みながすぐに「ではネットで見ます」と対応できるわけではありません。
説教も含め、次の週の礼拝プログラムをあらかじめCDに録音し、週報とともに主日までに郵送する、ということも必要です。
 初めてのことだったので、事務プロセスの整理もかねて、ここに一週間の流れを記しておきます。
1.月曜日と火曜日の二日間を使って、説教と週報(礼拝プログラム)の作成。
2.水曜日の午前、妻が奏楽、私が司会で、日曜日の礼拝と同じものを録画・録音する。60分のCDに礼拝の全プログラムを収録するために、説教は絶対、脱線しないこと。これがいちばん大変でした。
3.水曜日の午後、録音した礼拝CDを15枚ほどコピー。こういう時ほどパソコンが言うこときかなくなるので注意。週報など印刷物と一緒に発送準備をする。
4.木曜日の午前、上記のものを郵便局で発送。必ず土曜日までに届くように、郵便局のおじさんに確認。午後、ちょっと一息つける。
5.金曜日は翌々週の礼拝説教のための準備。今までより準備が一週間早い。一年分の説教をすべて用意していると噂される泉○昭先生の苦労にはいまだ遠し。
6.土曜日、起きると「あれ、今日って日曜日?」と勘違いするほど、曜日感覚に慣れていない。雑務や面談(長時間はNG)をこなしながら、明日の礼拝のために祈る。

 さて、明日は10:00頃に、準備も含めてネット中継を始めますが、水曜日に録画しておいた礼拝も同じ時間帯にアップロードします。
万一、中継の方が遅延がひどかったりする場合、そちらを使って礼拝してください。
水曜日の事前録画もそうですが、明日のリアル礼拝でも、マスクをいたしません。
なぜなら、講壇に「飛沫バリヤー・TOYOSAKAスペシャル(仮称)」を設置しているからです。
じつは先週の礼拝から設置していたのですが、だれも興味を示しません。
質問されないのに自分から言うのもアレなので、こちらも黙っていました。だって秘密兵器ですもの。
IMG_20200419_091835_1.jpg
幅44cm、高さ66cm、厚さ0.2cmの透明アクリル板です。講壇の高さが113cmなので、身長170cm(寝ぐせ含む)の私でも十分。
知る人ぞ知るアクリ屋さんに特注(セミオーダー)しました。注文する前にイメージが3D画像で出たり、ここはオススメです。
講壇に釘を打ちたくないので、L字型の出っ張りの部分に、鉄製のスタンドを重し代わりとして固定しています。
本当はL字型ではなくてコの字型にして、横方向もガードしたかったのですが、予算および講壇の形状の都合で、こうなりました。
気分はまさにホワイトハウス前で演説する、オバマ・バラク前アメリカ大統領。弾丸や座布団が飛んできても平気です。
妻からは、むしろ刑務所で「おい○○番、面会だぞ。30分までな」と呼ばれた人と言われましたが。ちぇっ
おっと秘密兵器なのにペラペラしゃべってしまった。
そんなわけで、明日はネット越しに面会をお待ちしております。1時間までな
週報はこちらです。

聖書箇所 『ヨハネの福音書』20章24-29節



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posted by 近 at 21:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年のメッセージ

2020.4.12「私にとって」(ヨハネ20:1-18)

 こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
外出自粛やテレワークの中で経済的、精神的に疲れをおぼえておられる方々に、神様からの慰めがありますようにと祈ります。

 緊急事態宣言がすべての都道府県にも適用されることになりました。
とはいえ東京都や大阪府が定めた一覧表では、神社・寺院・教会は、その規模にかかわらず、休業対象外となっています。
東京都の対象施設一覧表
大阪府の対象施設一覧表
しかしこの一覧表、「バーは×だが居酒屋は○」「古本屋は×だが書店は○」と基準のナゾさ加減が目立ちます。
教会としては、各集会の人数を制限するなどして、何とか集会を自粛せずに済むようにと願っていましたが、
いよいよテレワークならぬ「テレワーシップ」に完全移行するかどうかの判断を迫られています。
明日、臨時役員会を開いて、今後の対応を決定します。
先日、教会員にアンケートをとり、PC・スマホ所有率を調べました。意外と持っている方が多かったので、テレワーシップ、いけそうです。

 ところで、先週お知らせした、飛沫防止の秘密兵器(?)ですが、明日の礼拝でお披露目する予定です。
さすが神に選ばれし業者の方(と運送屋さん)。特注品なので納期が二週間かかると言いつつ、5日で届きました。
今まではマスクしながらやや声を抑えていましたが、おほほほほ、これでフルパワーですよ(フ○ーザ様ふうに)。

もっとも、完全テレワーシップ化したら不要になってしまうのですが。秘密兵器なんて、だいたいそんなもんです。
週報はこちらです。

聖書箇所 『ヨハネの福音書』20章1-18節



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posted by 近 at 16:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年のメッセージ

2020.4.5「イエスの絶望こそ我らの希望」(ヨハネ19:17-30)

 こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。
外出自粛やテレワークの中で経済的、精神的に疲弊をおぼえておられる方々に、神様からの慰めがありますようにと祈ります。

 朝日新聞社のホームページに「新型コロナウイルス感染者数の推移」があります。
スライダーを操作すると全国の感染者数を時系列ごとに見ることができる、なかなか凝った作りになっています。
それによると、新潟県で最初に感染者が発見されたのは2/29(土)でした。同じ日に宮城県でも感染者が起こりました。
そして新潟県内で、日曜日から始まる各週ごとに見ていくと以下のようになります。
3月第1週(3/1〜7)  1人→5人
同 第2週(3/8〜14)  6人→14人  
同 第3週(3/15〜21) 14人→17人
同 第4週(3/22〜28) 22人→24人
同 第5週(3/29〜4/4) 31人→32人
4月第1週(4/5〜11) 32人→41人
3月22日(日)と29日(日)に、一気に+5人、+7人と増えています。

 私の説教録画を確認すると、3/1(日)から毎週マスクを着用し始め、現在に至っております。
3/1時点では新潟の感染者は1名でしたので、意外と早かったなという印象です。
「意外と」というのは「私にしては」であって、他の教会はもっと早くから対応していたことでしょう。
とはいえ、専門家による以下の言葉には注意を払っておく必要があるかと思います。
マスクをしていても、近い距離での濃厚接触なら感染します。
マスクをしていれば安心ということでもないんです。
だから、誰からも感染しないように、距離をとるソーシャルディスタンスが必要なんです。
先週のブログで報告したとおり、礼拝出席者を分散するために教会員にアンケートをとりましたが、難しそうです。
ほとんどの方が第二礼拝(通常礼拝)を希望しています。当然かもしれませんが。
しかし新潟でも感染者が増加していけば、全面的に休会するという事態も覚悟せねばなりません。

 じつはいま、講壇からマスク越しの飛沫感染を防ぐための秘密兵器を発注中です。
ところが業者もテレワークに入っており、到着まで2週間かかるとのこと。それをお披露目する前に全面休会になるかもしれませんが。
週報はこちらです。

聖書箇所 『ヨハネの福音書』19章17-30節



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posted by 近 at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年のメッセージ

2020.3.29「太陽がまだ昇らぬうちに」(ヨハネ13:18-30)

こんにちは、豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。

「(豊栄)教会では、礼拝を自粛する予定はないのか」という質問を、教会内外からいただいております。
現在のところ、自粛(礼拝を行わない)の予定はありません。
「三密」が重複する可能性を極力抑えるのは当然ですが、礼拝は「不急不要の外出」とは異なります。
ただ、あくまでも礼拝は自発的なものですので、不安を感じる方には欠席やネット中継を利用することを勧めています。

また今後の状況(国家非常事態宣言の発動、新潟市が感染警告地域となる)いかんで変わるかもしれません。
教会では、今後とも手洗い、常時マスク着用、30分毎の換気、礼拝時間の短縮などを指導していきます。
なお明日の聖餐式は、衛生上の不安があるため、中止することとしました。

明日、役員会で以下のことを審議するつもりです。
・礼拝回数を増やすことによる、出席人数の分散。
3回の礼拝に加え、午後2時からの礼拝を追加し、各礼拝の出席人数が10名以下になるように調整する。
・祈祷会にて、zoom(ネット会議)を導入。
スマホやPCを所有している教会員にはそちらでの参加を検討してもらい、出席人数を少なくする。
・講壇を後ろ向きにして、司会者・説教者が、会衆と対面状態にならないようにする。

現在、第二礼拝出席者が子どもを合わせると約30名です。
約20坪の礼拝堂で「隣の人と触れ合わない距離」の確保は十分とは言えません。
ネット中継は、もともと説教をネット公開していたので比較的スムーズに導入できましたが、PCやスマホを持っていない教会員も多いです。
教会は今、「変えてはならないもの」と「変えなければならないもの」の峻別を迫られています。
願わくは、「両者を見分ける知恵」(R.ニーバー)が与えられますように。

週報はこちらです。

聖書箇所 『ヨハネの福音書』13章18-30節



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posted by 近 at 16:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年のメッセージ