7月はじめに、説教壇上面をまるごと覆うアクリル板を設置し、ノーマスクで喜色満面の説教を続けてきたワタクシ。なんとそれに冷や水を浴びせるがごとき記事が『クーリエ・ジャポン』に掲載されていました。
アクリル板はコロナ対策にならないどころか、感染リスクを上げる可能性も─米紙が指摘する「死角」とは
新型コロナウイルスの感染対策として、レストランや学校などでプラスチック製の仕切りが活用されているが、米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、たいした予防効果がないどころか、かえって感染リスクを上げる可能性もあるという。当教会の換気に関して言えば、部屋全体の空気を循環できるような、大きくて高機能な換気扇はありません。サーキュレーターはありますが、標準で運転しても爆音なので、人が集まってくる前に強モードで循環し、礼拝のあいだは最低速度で回しています。聖書朗読と説教の間に、3分間の黙想をおいて、そのあいだに窓や玄関の扉を開いて換気しますが、果たしてそこで約40畳規模の礼拝堂の空気がどれくらい入れ替わっているか、専門的な知見をもって行っているわけではありません。
問題は、そうした仕切りによって、室内の本来の気流や換気が妨げられてしまうことだ。
吐き出された息は気流に乗って拡散する。室内の換気システムにもよるが、だいたい15〜30分ごとに新しい空気に入れ替わる。ところが、プラスチック製パネルが設置されていると、空気の流れが変わったり換気効果を妨げたりして、「ウイルスを含んだエアロゾル粒子が集まって高濃度になる“死角”が生まれかねない」と、同紙は指摘する。
(中略)
専門家らによれば問題は、学校でも店でもオフィスでもプラスチック製パネルを設置する際、ほとんどの場合において室内の換気や気流を評価できる工学専門家の助けを借りていないことだという。
プラスチック製の仕切りがあるからといって安心せず(反対に、この記事を読んでパニックに陥るべきでもない)、より良い換気やマスク着用を続けることが感染リスクの低減につながると言えるだろう。
結論としては、最後の「仕切りがあるからといって安心せず、反対にこの記事を読んでパニックに陥るべきでもない」ということに尽きるのでしょう。だったら、煽り文のようなタイトルを記事につけるなよと言いたいところでもありますが。
新潟県も本日(25日)新規感染者数が過去最高となりました(約150名)。そのうちの半分から3分の2が新潟市です。もともと9月上旬には200名を超えるかもしれないという警告は出ていましたのであまり驚きはしませんが、この分だと8月中に到達してしまうかもしれません。
それでも、許される限り、私たちは三密にならないように細心の注意を払いながら、集まることをやめないでいきたいと思います。ライブ配信による礼拝参加の機会をこれからも提供していきますが、やはり願いは一日も早く、安心して礼拝に集まることができる日が来ることです。祈りましょう。週報はこちらです。
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