元祖「便利屋」の右近勝吉氏の自伝をもとに、クリスチャン金珍姫氏がプロデュースした映画である。
監督に『釣りバカ日誌』の栗山富夫氏、また配役に中村雅俊、竹中直人、哀川翔ら、錚々たる顔ぶれを配置しながらも、
資金面の問題から泣く泣くお蔵入りした、いわくつきの映画である。それが数年前のこと。
しかし映画の裏方として奔走した梅津正彦氏(「しずちゃん」のトレーナー)が惜しまれながら亡くなられたことをきっかけに、
「このままでは終わらせない」という機運が高まった。
右近氏の出身地である佐賀、また同じく梅津氏の故郷の山形・酒田、そして大阪で試写会が行われた。
いずれにおいても、開始前から行列ができるほどの超満員であったという。
そしてこの9月から来年1月まで、「栗山富夫監督と行く!日本縦断上映の旅」と銘打って、43都道府県での試写会を決行する。
てっきり「大倉修吾と行く!ハワイ一泊二日の旅」みたいに、監督と全国ツアーができるのかと思ってたが、
どうやら監督だけが全国を巡って舞台挨拶を含めた上映会を行うらしい。
それだったら「栗山監督が行く!」だろうと思ったが、もしかしたら梅津氏の遺志と共に、という意味かもしれない。
7月頃、私たちの教会にも、新潟での試写会の案内と、チケット50枚以上が送られてきた。
もともと「ふうけもん」を応援していたこともあり抵抗感はなかったが、どうやら全国すべての教会にチラシとチケットが送られたよう。
余ったら返還すればいいので、支払いを強制するものではないが、受け取った教会によっては驚くか、反発するかも、と思ってた。
当日の奉仕者も募集します、とあったので、近くなったら何か申し出ようか、とか教会員と話していた。
ところが今週の日曜日午後、教会に金氏が来られた。彼女とは全国朝祷会の関係で面識がある。
何と三週間前にもかかわらず、新潟試写会の世話人が決まっていない、とのこと。
新潟の地方新聞やテレビ局へのアピールもまだろくにできていない、という。
県民会館大ホールで開催、というしっかりしたチラシが来ているものだから、まさかと驚いた。
しかしもっと驚いたのは、だから私に急遽世話人をお願いしたいとのこと。
いや、もう時間がないし。そう固辞したが、「大丈夫、先生を聖霊様が助けてくださいます」と金プロデューサー。
さすが韓国人である。日本人とは信仰のレベルが違う。そして時間感覚も。もう慣れましたが。


世話人を引き受けたものの、時間はあと三週間もない。
新潟県民会館大ホールでの三回の上映。満員にするにはトータルで3400人以上の動員が必要だ。
今回の全国縦断試写会の世話人をしておられるのが、関西のS牧師先生。
Facebookをみると、全国7000教会に17万部以上のチラシを送り、今も郵送作業中であるという。
教会員の有志が毎日その奉仕に励んでいるという。頭が下がる。
金姉も、毎日全国を飛び回っている。それを考えると、やはり頭が下がる。
だが43の都道府県それぞれで、世話人がスケジュールカレンダーから奉仕者マニュアルに至るまで、ゼロから行うのは非効率である。
そこで問い合わせてみたが、やはりそこまでどうも手が回らないよう。
この三日間、マスコミへの案内や、諸教会への説明などの段取りを組んできた。だが足並みがそろうにはもう数日かかりそうだ。
もしかしたら、作業経過をブログに残しておけば、他の都道府県での開催に貢献できるかもしれない。
そう思って、時間の余裕のあるときにここで記録を残しておこうと思う。
そして、これを見てくださっている、数少ない新潟のクリスチャンにお願いである。
この映画を、教会で、家庭で、学校で、職場でアピールしてほしい。
ポスターを近くに貼ってくださるようであれば、私のほうに連絡していただければ教会単位で再度送る。
幸い、教会員も協力を申し出てくれている。発送作業の担い手には事欠かない。
チラシを大量に刷って、折り込みできるほどの経済的余裕はない。諸教会に献金を募る時間的余裕もない。
Facebookをお持ちの方は、知り合いにどんどん広げてくれまいか。
チラシをスキャンしたものをアップしておく。新潟限定のチラシなので著作権にかかることはないと思うが、指摘があれば削除する。
どうかよろしくお願いいたします。