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2015.1.4「悔い改めからバプテスマへ」

 新しい年が始まりました。怒濤のクリスマスもほっと一息、午後はうちの教会に珍しく、何も予定が入っておりません。
ようやくお正月気分を味わえると思った矢先、突然「今日は時間があるし、みんなで映画を見よう」というだれかの一言。 
豊栄キリスト教会恒例、「思いついたらその日のうちに」です。メル・ギブソン監督、『パッション』大映写会が始まりました。
映画の内容はすばらしかったです。悪天候の中、ツ○ヤまでDVDを探しに行った有志にも感謝。週報はこちらです。

聖書箇所 マタイの福音書3:1-12
 1 そのころ、バプテスマのヨハネが現れ、ユダヤの荒野で教えを宣べて、言った。
2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
3 この人は預言者イザヤによって、「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ』」と言われたその人である。
4 このヨハネは、らくだの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、その食べ物はいなごと野蜜であった。
5 さて、エルサレム、ユダヤ全土、ヨルダン川沿いの全地域の人々がヨハネのところへ出て行き、
6 自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けた。
7 しかし、パリサイ人やサドカイ人が大ぜいバプテスマを受けに来るのを見たとき、ヨハネは彼らに言った。「まむしのすえたち。だれが必ず来る御怒りをのがれるように教えたのか。
8 それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。
9 『われわれの父はアブラハムだ』と心の中で言うような考えではいけない。あなたがたに言っておくが、神は、この石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。
10 斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。
11 私は、あなたがたが悔い改めるために、水のバプテスマを授けていますが、私のあとから来られる方は、私よりもさらに力のある方です。私はその方のはきものを脱がせてあげる値うちもありません。その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。
12 手に箕を持っておられ、ご自分の脱穀場をすみずみまできよめられます。麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。」

1.
 「悔い改めなさい」。バプテスマのヨハネの第一声は、この言葉から始まります。
荒野で叫ばれた彼のことばは、瞬く間にイスラエル中を駆け巡りました。
あらゆる人々が、罪の悔い改めのバプテスマを受けるために、ヨルダン川のほとりへと集まってきました。
 しかしその中にパリサイ人やサドカイ人などが大ぜい混じっていたのを見て、ヨハネは厳しい言葉を語りました。
それは、彼らが口では悔い改めたとしても、心では「われわれの父はアブラハムだ」というプライドを捨てようとしなかったからです。
悔い改めとは、すべての誇りを捨てることです。そのようなプライドを、ヨハネは笑い、神も笑われます。
このヨルダンの川岸に転がっている、ただの石ころを見よ。「神はこの石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです」。
 「悔い改め」とは、ただ口でごめんなさいと告白することではありません。口が動く前に、心が動かなければなりません。
そして心の中に、自分を特別な存在なのだというプライドがあれば、悔い改めさえも、プライドを助長するものでしかありません。
多くの人々は、神が最も憎まれる、高慢なプライドをつかんだまま、「助けてください」「お許しください」と叫んでいます。
本当に助けてほしいならば、自分の一番大切にしているもの、死んでも手放したくないもの、それもすべて放り投げよ。
そのうえで、おまえの両手でわたしにしがみつけ。
それが神の求める悔い改めです。
 悔い改めは、十字架を見上げることです。しみ一つない、真新しい白木の十字架ではありません。
私のために流された血がこびりつき、鉄さびのような特有のにおいが漂ってくる、赤黒い十字架です。
そこに主は、私たちの罪のためにかけられました。
十字架を見上げるたびに、自分のあらゆるプライドもすべてイエスと共に十字架につけたのだということを思い起こしましょう。
私の肉と共に、十字架に釘付けにされた主の御足にしがみつきましょう。
私がこの十字架にかからなければならなかったのに、と。それが悔い改めです。
でも、涙が出ないほどに心が枯れきっている時もあります。だからこそ、いつも十字架のもとに戻らなければならないのです。

2.
 11節で、ヨハネはこう言います。「私はあなたがたが悔い改めるために、水のバプテスマを授けていますが、・・・・私のあとから来られる方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります」。
さあ、ここで三つのバプテスマが出て来ました。バプテスマは、日本語に訳すと洗礼です。
水の洗礼、聖霊の洗礼、火の洗礼。これらの違いは何でしょうか。
まず、水の洗礼とは、ヨハネが授けているバプテスマのことです。それは、イエス・キリストが来られる前のバプテスマです。
つまり、悔い改めのしるしではあっても、本当の救いをもたらすものではない、不完全なバプテスマです。
 ここでもしかしたら不安になるクリスチャンがいるかもしれません。なぜなら、私たちは水で洗礼を受けたからです。
しかしクリスチャンが受けたバプテスマは、水のバプテスマではなく、聖霊のバプテスマです
形としては水に浸されるバプテスマであっても、それは聖霊のバプテスマです。
なぜなら、聖書の別のところにこう書いてあるからです。「聖霊によらなければ、だれもイエス・キリストを主と告白することはできません」。
 クリスチャンは、洗礼によって救われるのではありません。聖霊によってイエスを信じ救われます。
そのしるしとして、水で洗礼を受けるのです。しるしというのは神と人に対する誓約です。
私はイエスを信じた、だからそれで十分、ではありません。
私はイエスを信じた、だからイエスの体である教会の一部として、これからの人生を歩んでいく。その誓約が洗礼式です。
 すべてのクリスチャンは、自分が聖霊を受けているか、受けていないかで悩む必要はありません
聖書は、聖霊を受けなければ、イエス・キリストを救い主として告白することはできない、と言っています。
だからクリスチャンはみなが聖霊によるバプテスマを受けています。それは神からの賜物です。
 しかしだからこそ、受けたことをはっきりと自覚して歩まなければなりません
そして聖霊は油にもたとえられます。私は聖霊を受けているはずだ、だから安心だ、ではいけません。
聖霊を受けた者にふさわしく、いつもたましいを聖霊に満たされていきましょう。
そのために礼拝があります。祈りがあります。家族への証しがあります。聖書の黙想があります。あらゆる信仰生活があります。
聖霊が結ばせてくださる実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制、あらゆる徳です。
もしクリスチャンが信仰生活をなおざりにするならば、聖霊の実もしぼみ、枯れることでしょう。

3.
 では最後の「火のバプテスマ」とは何でしょうか。ヨハネは言います。この方は「麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます」。
これは、十字架にかかり、よみがえられ、天に昇られたイエス・キリストが再びこの地上に戻ってこられる日、すべての人の上に起こります。
その時に生きている人だけでなく、すでに死んでいる者もよみがえります。
あらゆる者が再臨されたキリストの前に立ち、生前の行いに応じて、すべての人がさばかれるのです
自らの罪を認めることなく、神を拒み続けた者たちは、永遠の火によって焼き尽くされ、そのさばきは決して終わることがありません。
 おそらく皆さんは、仏教や神道、あらゆる宗教にこの地獄の炎のイメージが共通して語られていることに気づくでしょう。
それは、神はあらゆる人々の心に、この恐るべきさばきを示してくださっているからです。
そのさばきを、人はどのようにして免れることができるでしょうか。そのために、私たちの前にはキリストの福音が与えられています。
私たちの、取り返しもつかないあらゆる罪のさばき  それは、イエス・キリストが十字架で身代わりとなって引き受けてくださいました。
このことを信じるならば、永遠のいのちが約束されています。決して火のバプテスマを恐れる必要はなくなるのです。
 だから私は、まだイエス・キリストを受け入れていない人々に懇願します。
あなた自身の命を救うために、どうかイエス・キリストを救い主として心に受け入れてください。
あなたを生きるべき麦ではなく、焼き尽くされる麦殻にとどめ続けるものは何でしょうか。
それが先祖から続く墓や仏壇であれ、親族近所のしがらみであれ、やがて永遠の火で焼き尽くされると言われています。
 その日はいつ来るのでしょうか。その日はただ父なる神だけが知っておられる、とイエス様は言われました。
しかしこうも言われたのです。「だから、いつも目を覚ましていなさい。その日は、思いがけないときにやってくるのですから」と。
そしてバプテスマのヨハネは、同じ警告を別の言葉でこう言っています。「斧もすでに木の根元に置かれています」と。
神はあわれみをもって、私たちが切り倒される前に、悔い改めていのちを得る機会を与えてくださいました。
それが今日かもしれません。この地上に生きている時にしか、悔い改めの機会はないのです。
どうか、あなたの心に聖霊様が働いてくださり、永遠のいのちを受け取ることができるように。
posted by 近 at 17:52 | Comment(0) | 2015年のメッセージ
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