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2022.2.27主日礼拝説教「何かを得るとは何かを失うこと」(マタイ4:18-22)

 ウクライナ戦争がますます泥沼化しています。お祈りください。
 「今回の戦争の背後には、東部の親ロシア派住民に対する虐殺行為があった」「プーチンが望んでいることは、ロシアとNATO加盟国との間に緩衝地帯を作ること」といった一部論調があります。私は大学時代に近代ドイツ史が専門でしたが、このような論調は、まさにヒトラーがチェコスロバキアを攻撃したときとまったく同じでした。当時、チェコは「ドイツの下腹にささった短剣」と言われる地理的条件にあり、またドイツとの国境地帯、ズデーテンラント地方には親ドイツ人が住んでいました。ヒトラーはオーストリアを併合した後、ズデーテンラントを割譲すればこれ以上の領土拡大は必要ないと主張して、結局はその後、チェコ全体を併合、さらにポーランドに攻め込み、第二次世界大戦を引き起こしたのです。
 プーチンは「昭和の人」です。(私も昭和生まれです)ソ連崩壊のきっかけとも言えるベルリンの壁崩壊は1989年、日本ではちょうど平成に入った年でした。プーチンの理想とする国家は、昭和時代の強いソ連です。ですから彼の夢はウクライナ東部住民を守るとか、緩衝地帯を設けるといったもので終わるはずがありません。彼はこれからも、核ミサイルのボタンを常に握りしめながら、自分の夢に向かって進んでいくことでしょう。それは彼以外の80億人にとっては悪夢でしかありませんが、彼にとっては正義なのです。
 彼は80億人の命を人質に、これからも要求を出していくことでしょう。しかし地上での人の悪にも関わらず、神のみこころは地上でもその栄光を現されます。私たちは今は祈ることしかできませんが、祈りが教会に与えられた唯一の武器であることを認めなければなりません。


 

posted by 近 at 22:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2022年のメッセージ
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