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2022.11.27主日礼拝説教「ほんとうの希望」(イザヤ8:19-9:7)

 みなさん、こんにちは。豊栄キリスト教会牧師の近 伸之です。

 俳優(マルチタレント)の渡辺徹さんが先日、敗血症で亡くなられたそうです。61歳でした。ご冥福をお祈りします。「太陽にほえろ」を小学生の時にリアルタイムで見ていた世代としては、デビューした当時はシュッとしたアイドルであった彼が、だんだんふくよかになっていかれた姿を追いかけながら、自分自身も成長してきたという印象があります。牧師になってからはテレビを見なくなりましたが、渡辺徹さんの芝居で印象に残っているのは、竹中直人さん演じる秀吉の大河ドラマで、彼が演じていた前田利家でしょうか。出番はそんなに多くなかったような気がしますが、実際のキャラクターと相まって、良い味を出していました。その後すぐ、同じ前田利家を主人公とした大河ドラマ「利家とまつ」が始まりましたが、唐沢寿明さんの利家よりも、渡辺徹さんのほうが記憶に残っています(すみません)。

 大河ドラマで本能寺の変が描かれる際に必ず登場する、信長の愛した能「敦盛」は、「人間五十年・・・」で始まります。聖書は「人の齢は百二十年にしよう」という創世記での神のことばや、「人の齢は八十年」(モーセの祈り)などありますが、五十年を境にして、第二の人生を歩む人は、回りに多い気がします。私も今年51歳になりましたが、50歳を過ぎてから、後の日々はおまけとして考えるようになりました。渡辺さんは61歳で亡くなられましたが、早すぎるという思いを誰もが抱くかもしれませんが、濃密な人生であったことでしょう。奥様はじめ、多くの方々に愛されて、またそれ以上に多くの方を愛した人生だったのではないでしょうか。30歳くらいから糖尿病で苦しんでおられたそうですが、だからこそ人の痛みがわかる人であり、それがいろいろな所に現れていたのだろうと思います。面識はありませんが、彼の演技やキャラクターに励まされて来た者のひとりとして、悲しみの中にある方々の上に慰めがあるように、祈ります。




posted by 近 at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2022年のメッセージ
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